Illustrator Tips
地図や間取り図のトレース、表組やグラフの作成。デザインには必ず付いてくるオペレーター的な作業も、効率よく仕上げるTips集です。

アイテムを作成して住宅平面図を効率化する

CATEGORY : トレース・表組 | UPDATE : 2008.09.23

住宅平面図のトレース

デザイン性の高い間取り図ではなく、折込チラシや住宅情報誌などに多く使われる一般的な住宅用間取り図のトレースの作業時間短縮と、修正の容易な作成方法をまとめました。

1 - 縮尺100分の1、最も細いパスは0.5ptでトレース

縮尺や線の太さが違うと、複数の図面を並べた場合不都合なので、トレースは常に同一縮尺で行います。印刷サイズは使い方により異なりますが、1/100がトレースも計算しやすく都合が良いようです。
印刷サイズを約5cmから10cm程度と想定すると、1/100の縮尺なら約50%程度の縮小なので、最も細いパスを0.5ptでトレースすれば、縮小されても0.25ptの出力可能な太さが確保できます。

2 - 壁の厚さが6ptなら二重サッシもつぶれない

二重サッシの引き戸は、壁厚内に0.5ptのパスを4本並べる必要がありますので、壁の厚さを6pt確保しておかないと、縮小して印刷した場合つぶれる可能性が高い。

3 - 以上の設定をもとにアイテム集を作成

下がアイテム集の完成ファイル。ファイルには和室、床の間、押入、物入れ、階段、トイレ、浴室、キッチンから各種サッシや出窓まですべて揃えました。
Illustratorは、最後に触れた線や塗りの設定を引き継いでオブジェクトをつくるので、右のタッチ用アイテムを選択ツールで触れてからオブジェクトをつくると、設定の手順が省けます。

4 - 下絵・グリッド・スナップの設定をし、トレース開始

下絵は縮尺1/100で72dpi、下絵を配置したら「レイヤーパレット>レイヤーオプション」で「画像の表示濃度 : 50%」に設定。
グリッドは「環境設定>ガイド・グリッド」で「スタイル : 実戦、グリッド : 45mm、分割数 : 10」に設定。「背面にグリッド表示」はチェックをはずします。
メニューの「表示」>「グリッドにスナップ」と「ポインタにスナップ」にチェック。最後にアイテム集ファイルから、タッチ用アイテムを複写し準備完了。
下絵に合わせてアイテムをコピー&ペーストでトレース作業を行います。
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