デザイナーのためのAdobe Illustratorの基本操作と使い方

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印刷ズレ対策
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CATEGORY : 印刷データ作成の基本 | UPDATE : 2011.02.19

【トラッピング】
隣接する色を重ねて印刷する版ズレ対策

2色以上で印刷する場合、印刷ズレが生じても目立たなくする方法が「トラッピング」や「オーバープリント」で、トラッピングは隣接する色の接触部分だけを重ねて印刷し、印刷ズレが生じても目立たなくする方法です。

例えば、オーバープリントは画像・上のように黄色の背景色に桃色を印刷すると、色はオレンジ色になりますので、印刷ズレの対策としては不向きです。またオーバープリントは黒色の文字やオブジェクトに対して設定する方法なので、カラーには通常設定しません。カラーの場合はトラッピングを設定します。

トラッピングには背景色を拡張して重ねる「チョーク」と、オブジェクトを拡張して重ねる「スプレッド」の2種類があり、濃度の薄い色を拡張させるのが基本で、illustratorが自動的に判別していずれかを適用します。
また、トラップ幅は印刷様式や印刷用紙によって異なりますので、ある程度専門的な知識が必要となります。

注意:トラッピングは、デザインの現場では必ず必要とは言えません。

印刷技術の進歩や、フィルム製版をしないダイレクト刷版(CRT:Computer To Plate)の普及によって、トラッピングは必ず必要と言えません。またオフセット印刷の場合、版に盛った微細なインキがつぶれて用紙に転写される特性から、トラッピングと同じような現象が起こります。
また、印刷方法や用紙などにより専門的な知識が必要ですので、デザインやDTPでの現場ではなく、印刷工程で処理した方が的確と言えます。