デザイナーのためのAdobe Illustratorの基本操作と使い方

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印刷ズレ対策
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CATEGORY : 印刷データ作成の基本 | UPDATE : 2011.01.14

【オーバープリント 】
黒文字を背景色や写真に重ねて印刷する

2色以上で印刷する場合、印刷ズレが生じても目立たなくする方法が「オーバープリント(以下OP)」や「トラッピング」で、OP はカラーや写真を背景にした「黒文字」に対して設定する方法です。現在では出力機による自動処理が主流になっていますので、特にIllustratorで設定しなくても問題はないようです。

Illustratorの初期設定では、文字が重なる部分は背景が文字の形で白抜き(画像上)になりますが、OP はこの白抜きを無効化(画像下)し、背景の上に文字を重ねて印刷します。これにより、印刷ズレが生じても文字のフチに白い隙間が出なくなります。

文字の一部が OP の場合、印刷の黒インキは完全な不透明色ではないので、 背景色以外の部分は仕上りが若干異なります。この場合は、背景色に近いプロセスカラーを黒文字に加えることで防ぐことができます。

OP の効果は「乗算」に似ていますが、OP は背景色と同じ色が1%でも含まれていると無効になる仕様ですので、色の掛け合わせに使用すると意図しない結果になりますので、注意が必要です。

※各色50%で OP を設定。同色では効果がキャンセルされますので、50%の黒に50%の黒を OP しても、100%にはなりません。

注意:オーバープリント(OP)を設定すると、その後作成したオブジェクト全てに OP が適用されます。

制作の過程で、オブジェクトに OP を設定すると、それ以降に作成した全てのオブジェクトに OP が適用されます。これを防ぐには属性パレットで OP のチェックをはずすか、オーバープリントプレビューで制作を行います。

注意:オーバープリント(OP)をデザイン的な意図で設定した場合は、必ずデータ入稿先へ伝えます。

現在は自動的に OP をすべて解除し、再設定を行う出力方法がほとんどですので、Illustratorで設定しなくても問題はありません。ただし、デザイン的な意図で OP を設定した場合は、出力所に伝える必要があります。